交通量調査のアルバイト
車で街を走っていると、信号機の近くで5~6人が、パイプ椅子を並べて座っているのを見たことがないでしょうか?あれは交差点周辺の交通量や渋滞の調査をしているのです。何を隠そう私もアルバイトとして勤務した経験があります。昼勤務と夜勤務があるのですが、中には24時間勤務もあります。朝の7時にスタートして、2時間仕事をしては1時間休憩の繰り返しになります。トータルの勤務時間は15時間前後で、日給は2万円だったと記憶しています。ただ通行する車を数える楽な仕事なのですが、やはり一番の敵は睡眠です。目の前を通り過ぎる車が催眠術のようで、何度も瞼が閉じてしまっていました。休憩の1時間は車で過ごせるのですが、なかなか眠れるものではありません。ウトウトし出したら次の勤務が待っている状態です。
更に私の場合は真夏の勤務が多かったので、ギラギラ照り付ける太陽に苦労させられました。長袖と日焼け止めは必携のアルバイトです。雇用主は国土交通省なのですが、下請けには測量会社や建設会社が関わることが多いようです。全てがデジタル化された時代ですが、交通量の調査は今もカウンターで数えているのです。体力が要らないので、女性も年配者も可能な仕事です。